募金箱「泉」
- 2011
- スリット:60×0.4cm
- 素材:液晶ディスプレイ、レンズ、コンピューター、コイン識別装置
募金箱を「箱」の形から考えるのではなく、美術館そのものを
募金箱に見立てました。コインを自分の「分身」として考え、
壁面にスリット施し、美術館の活動への新たな入口をつくりました。
コインを投入するとコインの落ちる音は消え、水滴が落ちた音が響きます。
入れたコインの種類によって水滴の音が異なります。
スリットをのぞくと美術館の敷地内の木漏れ日や水面に映る揺らぎの
映像がぽっかりと浮かんでいます。